2005年03月12日
●ライブドアとフジテレビとニッポン放送
ライブドアが申請していた、ニッポン放送株のフジテレビへの新株予約権の発行差し止めは、申請通りの仮処分が出たようだ。もし発行を認めたとしたら、週明けの株式市場は大暴落をしたことだろう。
フジテレビが、「僕がニッポン放送の株を買いま〜す」と手を挙げていたのに(TOB)、ライブドアが、「へっへっへ、君が寝ている間に(時間外取引)いっぱい買っちゃった。オレの方が多いから、ニッポン放送はもらうよ〜ん。」と、横取りしたように見えるからこじれているようだけど、資本の論理からすれば至極まっとうなことをしているにすぎない。
今のところ時間外取引は合法だし、金があるうちは株式市場から株を買い集めるのも合法だから、ニッポン放送が株式の名義書き換えを拒否するというのは、駄々をこねて時間稼ぎをしているようにしか見えない。
ライブドアとニッポン放送の社長の会見を見ても、理論立てて話をしているのはライブドアで、ニッポン放送は感情的な話しかできないようだ。買収されるのが嫌なら、企業価値を高め、買収できないように株価を上げるべきだったと思うのだが。
Posted by voice at 2005年03月12日 02:16
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